Web制作は何から始める?初心者の最初の一歩

ノートパソコンが置かれたデスク
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Web制作は何から始める?初心者の最初の一歩

勉強より、
作りたいを決める。

WHERE TO START

「Web制作、興味はあるけど何から始めれば…」と迷っていませんか。

最初に必要なのは技術より「どんなサイトを作りたいか」です。

「Web制作をやってみたい。でも、何から手をつければいいのか分からない」——この記事は、Webの仕組みをひととおり見た方の、次の一歩です。読み終わる頃には、最初にやることが「勉強」ではなく「決めること」だと分かり、今日じゅうに紙1枚で始められる状態になります。

先に結論から。Web制作の最初の一歩は、参考書を開くことではありません。「誰のために、何のサイトを作るか」を1つ決めることです。行き先が決まると、必要な技術のほうから見えてきます。

料理を覚えるとき、包丁の研ぎ方からは入らない

料理を覚えようと思った人が、いきなり包丁の研ぎ方や出汁の科学から始めることはまずありません。たいていは「今夜カレーを作る」と決めて、材料を買いに行きます。作りながら、玉ねぎの切り方も火加減も覚えていく。Web制作もこれと同じです。作るものが決まっていないまま技術だけを積み上げると、覚えたことを置く場所がなく、こぼれ落ちていきます。

同じやる気でも、入り方で行き先が変わるA:まず勉強から入る入門書を読む動画を見る用語を覚える何を作るか決まらず止まるB:作るものを決めてから入る作るサイトを決める似たサイトをまねる1ページ完成する足りない所を調べる
入り方が違うだけで、同じ時間の使い方でも到達点が変わります。

「Bの道はいい加減では」と思うかもしれません。逆です。作るものがあると、調べる内容がその場で必要なものだけに絞られます。必要に迫られて調べた知識は、不思議なほど忘れません。

最初に決めるのは、技術ではなく「誰の何を助けるか」

決めるといっても、難しく考える必要はありません。答えるのは3つだけです。誰が見に来るのか。その人に最後に何をしてほしいのか。その人がいちばん知りたいことは何か。この3つが埋まれば、載せる情報も、写真の雰囲気も、ページ数も、ほとんど自動的に決まります。

技術より先に、この3つに答える作りたいサイト① 誰が見に来る?近所の人・求職者・遠方の客② 最後に何をしてほしい?電話・来店・応募・購入③ その人が知りたいことは?場所・値段・雰囲気・人
3つの答えが、載せる情報と見た目をほぼ決めてくれます。

サイトは作品ではなく、誰かの困りごとを片づける道具です。「かっこいいサイト」を目指すと手が止まりますが、「近所の人が営業時間をすぐ見つけられるサイト」なら、何を大きく置くべきかがすぐ決まります。

題材は、身近な1店・1人でいい

練習の題材は、有名企業でなくてかまいません。実家のお店、友人がやっている教室、自分の趣味の記録、行きつけのパン屋さんを勝手にリニューアルしてみる——どれも立派な題材です。実在する人や場所を選ぶと、「この人ならこう聞かれるだろう」と具体的に考えられるので、練習の密度が一段上がります。

題材が決まったら、その人に一度話を聞いてみてください。「お客さんからいちばん多い質問は何ですか」と尋ねるだけで、トップページに置くべき情報が出てきます。駐車場の有無、定休日、予約が要るかどうか——作り手が想像した情報と、実際に聞かれている情報は、驚くほどずれています。

最初の1ページに置くのは、5つで足りる

最初の1ページに置くのは、この5つで足りるお店の名前とロゴいちばん伝えたい一言写真を1枚してほしい行動のボタン1名乗る2ひと言で言い切る3雰囲気を見せる4知りたい事に答える5次の一歩を渡す
名乗る・言い切る・見せる・答える・次を渡す。1ページ目の型です。

1ページ目の中身は、①お店の名前 ②いちばん伝えたい一言 ③写真1枚 ④知りたいことへの答え3行 ⑤してほしい行動のボタン——この5つで成立します。最初から10ページ構想を描くと完成しません。1ページを最後まで作り切った経験のほうが、100ページ分の知識より次につながります。

CCの制作現場で、実際にあった話

私たちCCコミュニケーションズがサイト制作のご依頼をいただいたとき、最初の打ち合わせで開くのはデザインソフトではなく、白い紙です。そこで必ず伺うのが「このサイトを見た人に、最後に何をしてほしいですか」の1問。ここが決まらないまま作り始めると、トップページに情報を足し続けることになり、いちばん伝えたいことが埋もれてしまうからです。

ある採用サイトのご相談では、最初のご要望は「とにかくかっこよく」でした。けれど話を伺っていくと、本当の困りごとは「応募はあるのに、面接の前に辞退されてしまう」。それなら必要なのは目を引くデザインではなく、働く人の1日の流れと、給与の内訳が分かるページでした。作るものを決めるとは、依頼主の言葉の奥にある困りごとを見つけることでもあります。

道具は、いま持っているもので足りる

必要なもの何を使うか費用
文字を書く道具パソコンに最初から入っているメモ帳0円
表示を確かめる道具ふだん使っているブラウザ0円
設計を書く道具A4の紙とペン数百円
参考にするサイト自分が好きなサイトを3つ選ぶ0円

高いソフトも、新しいパソコンも、最初の1ページには要りません。買い物で準備した気持ちになって満足してしまうより、今日ある道具で1枚作り切るほうが、確実に前に進みます。

誰が見る?何をしてほしい?何を知りたい?紙のラフ1枚から、制作は始まります
設計は紙1枚から。ここが決まると、手を動かす時間が短くなります。

今日からできる、たった1つのこと

今日からできる、たった1つのこと

作りたいサイトを1つ決めて、紙に「誰が見に来るか」「その人に最後にしてほしいこと」の2行を書く。

実家のお店でも、友人の教室でも、架空のカフェでもかまいません。「駅から来る20代の人が見る」「電話で予約してほしい」——この2行が書けた時点で、あなたの制作はもう始まっています。書いたら紙を机に貼っておいてください。迷ったときに戻る場所になります。

まとめ

Web制作の一歩目は、勉強ではなく「決めること」。誰が見に来て、最後に何をしてほしくて、その人が何を知りたいのか。この3つが決まれば、1ページ目に置く5つの部品も、次に学ぶ技術も見えてきます。次は「Webサイトの種類」で、目的によって形がどう変わるのかを見ていきましょう。私たちCCコミュニケーションズは、紙1枚の設計から、お客様のサイトを任されるところまで、順番に進める環境で仲間を探しています。