Webサイトの種類|ホームページ・LP・ブログの違い

テーブルに並べられた冊子
  1. Web制作コラム
  2. Web制作、デザイン
  3. Web制作の基本
  4. Webサイトの種類|ホームページ・LP・ブログの違い

Webサイトの種類|ホームページ・LP・ブログの違い

目的で、
形が変わる。

TYPES OF SITE

「作りたいのは、ホームページ?それともLP?」

サイトは目的で種類が変わります。まず違いを知りましょう。

「サイトを作りたい。でも、ホームページ?LP?ブログ?——名前がいろいろあって、どれを選べばいいのか分からない」。この記事は、作りたいものを決めた方の次の一歩です。読み終わる頃には、3つの違いを1分で人に説明でき、自分の目的ならどれを選ぶべきかを言えるようになります。

先に結論から。サイトの種類は、見た目や規模で決まるのではありません。訪問者に最後にしてほしい行動で決まります。行動が1つならLP、全体を知ってもらうならホームページ、思い出し続けてほしいならブログ・メディアです。

街のパン屋さんが持っている、3つの道具

駅前のパン屋さんを思い浮かべてください。お店には店構えがあります。看板があって、中に入れば商品も値段も雰囲気も分かる。ときどき駅前で1枚のチラシを配ります。そこに書いてあるのは「今週だけ食パン半額」の一点だけ。そして毎月、常連さん向けにお店の通信を出しています。パンの豆知識や、スタッフの話が少しずつ積み上がっていく。

Webサイトの3つの種類は、この3つの道具とそっくり同じ役割分担をしています。店構えがホームページ、チラシがLP、通信がブログ・メディアです。どれが優れているという話ではありません。使う場面が違うだけです。

同じ「サイト」でも、ページの形がまるで違うホームページトップ複数ページが枝分かれ会社の「店構え」LP(1枚ページ)申し込む縦1本で完結駅前で配る「チラシ」ブログ・メディア新しい記事記事が下に積み上がる毎月届く「お店の通信」
同じ「サイト」でも、ページのつながり方がまったく違います。

ホームページは、会社の「店構え」

ホームページ(コーポレートサイト)は、会社概要・サービス・実績・採用情報など、複数のページが枝分かれした形をしています。訪問者は自分の関心に合わせて好きな順に見て回れます。取引前に「どんな会社だろう」と検索した人が最初にたどり着く場所であり、信用の土台になるのがこの形です。

その代わり、ページが多いぶん道案内が命になります。知りたい情報に3回のクリックでたどり着けなければ、訪問者は帰ってしまいます。店構えが立派でも、商品の場所が分からない店では買い物ができないのと同じです。

LPは、1枚で言い切る「チラシ」

LP(ランディングページ)は、上から下へ読み進めるだけの1枚ページです。困りごとへの共感から始まり、解決できる理由、実績、そして最後に「申し込む」ボタン。出口が1つしかないので、読む人は迷いません。広告をクリックした人の受け皿として使われるのは、この一本道の構造だからです。

見る人が「どう進むか」が、いちばんの違いホームページ:自分で選んで進むトップ会社概要サービス採用情報知りたい人が、知りたい順に見られるその代わり、迷わせない道案内が要るLP:上から下へ、一本道困りごとに共感する解決できる理由を出す証拠と実績を見せる1つの行動へ出口を1つに絞るから、迷わない
自分で選んで進むホームページと、上から下へ進むLP。

逆に言えば、LPで会社のすべてを伝えようとすると失敗します。1枚に情報を詰め込むほど、伝えたい一点がぼやけます。チラシに書けることは1つだけ——この割り切りが、LPの強さです。

ブログ・メディアは、積み上がる「お店の通信」

ブログやメディアは、記事が1本ずつ増えていく形です。1本目ではほとんど人は来ません。でも半年、1年と続けると、検索から少しずつ人が訪れるようになります。すぐ売上にはならないけれど、時間とともに効き目が増していく——広告が「借りる」なら、記事は「貯める」に近い形です。

3つの違いを、表で見比べる

ホームページLPブログ・メディア
向いている目的会社を知ってもらう1つの行動を起こしてもらう思い出してもらう・集客
ページ数5〜30ページほど1ページ記事の数だけ増える
更新の頻度半年〜1年に一度キャンペーンごと毎週〜毎月
効果が出るまで公開してすぐ広告を出したその日半年〜1年
選ぶ基準は好みではなく、「訪問者にしてほしいこと」この人に、最後に何をしてほしい?会社全体を知って、安心してから相談したいホームページ信用を積む土台になる今すぐ申し込む・予約する1つだけ行動してほしいLP広告の受け皿に向く今は買わないけれど、困ったとき思い出してほしいブログ・メディア時間はかかるが資産になる
「最後にしてほしいこと」から逆算すると、形は自然に決まります。

CCの制作現場で、実際にあった話

私たちCCコミュニケーションズが自社の採用サイトを作ったとき、最初は「求人票のようなLPが1枚あれば足りる」と考えていました。ところが実際に応募してくれた方に話を伺うと、応募を決める前に見ていたのは、働いている人の顔、1日の流れ、先輩の言葉でした。1枚では、そこまで載せきれません。

そこで私たちは、複数ページの採用サイトに、いま読んでいただいているようなメディアを足す形にしました。一方で、単発の説明会を告知するときは、いまでも1枚のLPを作ります。トップページから探させると、たどり着く前に離れてしまうからです。種類を選ぶ基準は、作り手の好みではなく、訪問者が最短で目的に着けるかどうか。私たちはそこだけを見て決めています。

作り手が選ぶのではなく、目的が選ぶ店構えチラシ毎月の通信
道具はどれも正しい。選ぶのは、目的のほうです。

今日からできる、たった1つのこと

今日からできる、たった1つのこと

気になる会社のサイトを1つ開いて、「ホームページ・LP・ブログ」のどれかを声に出して言い、そう判断した理由を1行だけ書く。

「ボタンが1種類しかないからLP」「メニューが5つ並んでいるからホームページ」——理由が書けたら、あなたはもう形を見分けられています。3日続けて3サイト見比べると、目的とページ構成のつながりが、はっきり見えるようになります。

まとめ

サイトの種類は、規模ではなく目的で決まります。全体を知ってほしいならホームページ、1つの行動を起こしてほしいならLP、思い出し続けてほしいならブログ・メディア。どれを選ぶかは、訪問者が最短で目的に着けるかどうかで決めます。次は「独学でWeb制作を学ぶロードマップ」で、ここまでの知識を手を動かす順番に並べていきましょう。私たちCCコミュニケーションズは、目的から形を決める制作を、未経験から学べる環境で仲間を探しています。