WordPressのテーマとは?サイトの「着替え」

WordPressのテーマとは?サイトの「着替え」
見た目を、
まるごと着替える。
THEME
「WordPressのデザイン、どうやって変えるの?」
テーマを選ぶだけで、サイトの見た目はまるごと変わります。
「WordPressで作ってはみたけれど、デザインの変え方が分からない」——この記事は、WordPressの全体像をつかんだ方の次の一歩です。読み終わる頃には、テーマが何を決めていて何を決めていないのかが分かり、自分のサイトに合うテーマを自分の基準で選べるようになります。
先に結論から。テーマとは、サイトの見た目と並べ方を、まとめて決める仕組みです。1つ選ぶだけで、ヘッダーの形もメニューの位置も色も一気に変わります。そして大事なのは、テーマを変えても、書いた記事は消えないということです。
荷物はそのまま、部屋だけ引っ越す
家具付きの賃貸物件に引っ越す場面を思い浮かべてください。運び込む荷物——服も本も食器も、まったく同じです。でも、白い壁のシンプルな部屋に入るのと、大きな窓のある明るい部屋に入るのとでは、同じ暮らしがまるで違って見えます。テーマを変えるというのは、この「部屋を移る」ことに近い作業です。
だから、テーマ選びで手が止まって記事を書けないのは、いちばんもったいない状態です。部屋はあとから移れます。まず荷物(中身)をそろえることを優先して大丈夫です。
テーマが決めているのは、この5つ
テーマが担当しているのは、ヘッダーの形、メニューの並び方、見出しの大きさと余白、色とフォント、一覧ページの並べ方。逆に、あなたが書いた文章そのものはテーマの担当ではありません。ここが分かれているおかげで、見た目を丸ごと取り替えても中身が守られます。
この仕組みは、前の記事で見たCSSの考え方とまったく同じです。中身と見た目を分けて持つから、片方を入れ替えても、もう片方が壊れない。テーマは、その分け方をサイト全体に広げたものだと考えてください。1つの理屈が、次の段でそのまま使えます。
選ぶときに確かめる、4つのこと
| 確かめること | どこを見るか | なぜ大事か |
|---|---|---|
| 最後に更新された日 | テーマの詳細ページの日付 | 1年以上止まっているものは、不具合が直らない |
| スマホでの見え方 | デモサイトを自分のスマホで開く | 訪問者の半分以上はスマホから来る |
| 目的に合っているか | デモのページ構成 | 企業サイト向けとブログ向けでは並べ方が違う |
| 日本語の情報量 | 解説記事がどれだけあるか数える | 詰まったとき、自力で解決できるかが変わる |
4つのなかで、初心者がいちばん見落とすのが1つ目です。見た目が好みでも、更新が止まったテーマを選ぶと、半年後にスマホでの表示が崩れたときに直す手立てがありません。好みは最後の判断材料にしてください。
テーマのファイルを、直接書き換えてはいけない
色や余白を変えたくなったとき、テーマのファイルを直接開いて書き換えるのは危険です。テーマが新しい版に更新された瞬間、書き足した内容ごと上書きされて消えてしまいます。変更は、テーマの外にある「追加CSS」の欄に書きます。ここに書いたものは更新の影響を受けません。
CCの制作現場で、実際にあった話
私たちCCコミュニケーションズが企業サイトや採用サイトを作るときも、テーマをゼロから作ることはほとんどありません。スマホでの表示、見出しの構造、メニューの動きといった「サイトとして当たり前に必要な部分」が、すでに整った状態で入っているからです。私たちが手を入れるのは、色・余白・フォントというブランドに関わる部分だけ。しかもテーマ本体は触らず、専用のCSS欄に書きます。
この決まりができたのは、他社が作ったサイトを引き継いだときの経験からです。テーマのファイルに直接書き足されていたため、更新を当てた瞬間にデザインが元の姿に戻ってしまいました。書いた場所をたどって復元するのに、丸1日かかりました。ルールは、格好つけのためではなく、未来の誰かが困らないためにあります。
見た目を決めるのは、見に来る人
テーマ選びの最後に私たちが見るのは、「かっこいいか」ではありません。このサイトを見に来る人が、探している情報にすぐ着けるかです。文字が細くて薄いテーマは、写真映えはしますが、年配の方が多く訪れるサイトでは選びません。余白が大きすぎるテーマは、情報量の多い企業サイトでは何度もスクロールさせることになります。デザインの正解は、訪問者の側にあります。
今日からできる、たった1つのこと
自分が作りたいサイトの雰囲気に近いサイトを3つ集めて、3つに共通している見た目の特徴を1つだけ書き出す。
「3つとも写真が横いっぱいに広がっている」「3つとも文字が大きめで行間が広い」——共通点が1つ言葉になれば、それがあなたのテーマ選びの基準です。この1行を持っていると、何十とあるテーマの一覧を前にしても、10分で候補を3つまで絞れます。
まとめ
テーマは、見た目と並べ方をまとめて決める仕組み。変えても記事は消えないので、選びに悩んで手が止まる必要はありません。選ぶときは、更新日・スマホでの見え方・目的への合致・日本語の情報量の4つを確かめ、変更はテーマ本体ではなく追加CSSの欄に書く。次は「WordPressのプラグインとは?」で、機能を担当する部分を見ていきましょう。私たちCCコミュニケーションズは、テーマの選定から納品後の運用まで、実務で学べる環境で仲間を探しています。

