携帯料金の仕組みを4つに分解する|未経験がまず覚えるべき料金の話

スマートフォンの電卓で計算する場面
  1. 携帯販売コラム
  2. 携帯販売
  3. 料金・サービス
  4. 携帯料金の仕組みを4つに分解する|未経験がまず覚えるべき料金の話

携帯料金の仕組みを4つに分解する|未経験がまず覚えるべき料金の話

料金の説明は、
4つに分ければいい。

LISTEN FIRST, SELL LATER.

「説明は覚えたのに、なぜか決まらない」
「何を聞けばいいのか分からない」

携帯販売の成果は、話す力ではなく聞く力で決まります。事実・使い方・困りごとの3層で聞く型と、未経験がやりがちな失敗の直し方をまとめました。

携帯料金の話は、お客さまがいちばん身構える場面です。専門用語が多く、条件が複雑で、しかも金額の話。ここで信頼を落とすか、逆に「この人に任せたい」と思ってもらえるかが決まります。

未経験から入った人がまずつまずくのが、料金の説明です。覚えることが多いように見えますが、構造は4つしかありません

携帯料金は4つの積み木でできている

料金を構成する4つの要素1. 基本料金プランごとの月額2. 通信量使うデータ量で変わる3. 端末代金分割か一括か4. 割引・特典家族・固定回線など
料金の内訳はこの4つに分解できる

お客さまが「高い」と感じているとき、どこが高いのかは人によって違います。端末代が乗っているのか、使っていないオプションが残っているのか、割引が切れたのか。まず4つのどこが原因かを特定するのが最初の仕事です。

スーパーのレシートを思い浮かべてください。合計金額だけを見て「今月は高かった」と言っても、来月どこを減らせばいいかは分かりません。ところが食費・日用品・お菓子と項目に分けて並べ直すと、増えていたのはお菓子だけだった、と原因が一目で分かります。携帯料金もこれと同じです。合計の数字を見ている限り「高い」は解けませんが、4つの内訳に分けた瞬間に、直すべき場所がお客さまにも見えるようになります。

「安くなりますか」に、すぐ答えない

この質問に反射的に「なります」と答えるのは危険です。条件によっては安くならないこともあり、後で必ずトラブルになります。

  • 今の月額はいくらか
  • そのうち端末代はいくらか
  • データは月にどれくらい使っているか
  • 家族や自宅の回線はどうなっているか

ここを確認してから答えると、「たぶん」ではなく「この条件なら、月◯円下がります」と事実で言えます。事実で話せると、お客さまの納得は一気に速くなります。

「安くなりますか」と聞かれた、その一言で分かれます × その場で「なります」 条件を聞く前の返事になる 下がらない場合が必ずある 後から金額の食い違いが出る 「聞いていない」と言われる ◯ 4つを確かめてから 今の月額はいくらか そのうち端末代はいくらか 月にどれくらい使っているか 家族や自宅の回線はどうか 「この条件なら、月◯円下がります」と事実で言える
即答か、確認か。信頼の分かれ目はここ

割引は「期限」とセットで伝える

割引の説明でいちばん多いトラブルが、期限の伝え漏れです。

基本の料金使った通信端末の分割合計だけでなく、3つに分けて順番に
合計だけ伝えると、高いか安いか判断できません。
  • 何ヶ月間の割引なのか
  • 終わったあと、月額はいくらになるのか
  • 継続の条件はあるか

「2年目から◯円上がります」と先に言うと、その場では少し話しにくく感じます。ですが、後から知らされるほうがはるかに信頼を損ないます。先に言うことが、いちばん強い信頼のつくり方です。

プランは「使い方」から逆算する

データ量の大小だけで選ぶと、たいてい合いません。生活パターンから逆算します。

  • 自宅にWi-Fiがあるか(あるなら大容量は不要なことが多い)
  • 動画をどこで見るか(外なら容量が要る)
  • 通話は誰と、どれくらいするか
  • 家族に同じキャリアの人がいるか

同じ「月20GB」でも、自宅Wi-Fiがある人にとっては余りますし、外で動画を見る人には足りません。数字ではなく生活を聞くのがコツです。

同じ「月20GB」でも、余る人と足りない人がいます 自宅にWi-Fiがある 家では回線を使わない 実際に使う量:月6GBくらい 20GBは余る。もっと下げられる 外で動画を見る 移動中もずっと再生 実際に使う量:20GBを超える 20GBでは足りない。上を見る 聞くのは数字ではなく、その人の生活のしかたです
プランは容量ではなく、生活から逆算する

制度は変わる前提で覚える

通信業界は制度や料金体系の変更が多い業界です。細かい数字を丸暗記するより、4つの構造で考える力を身につけたほうが長く使えます。実際の金額や条件は、そのつど最新の資料で確認するのが正解です。

今日からできる、たった1つのこと

TODAY'S ACTION / 今日の1アクション

自分のスマホの請求明細を1枚開いて、基本料金・通信量・端末代・割引の4つに全部の金額を振り分けて書き出す。

料金の話は、他人の請求書を眺めていても身につきません。今夜、自分のスマホの請求明細を1枚開いて、載っている項目を「基本料金」「通信量」「端末代」「割引」の4つに全部振り分け、それぞれの合計を紙に書き出してみてください。どこにも入らない項目が出てきたら、それがオプションです。あわせて、割引の欄に「何ヶ月目まで」と書いてあるかも確かめてください。自分の1枚を分解できた人は、お客さまの1枚も分解できます。そして「たぶん安くなります」ではなく「この条件なら月◯円下がります」と事実で言えるようになります。数字で話せることは、お客さまを不安にさせないための手段です。

まとめ

  • 料金は「基本料金・通信量・端末代・割引」の4つに分解する
  • 「安くなりますか」には条件を確認してから答える
  • 割引は必ず期限と、終了後の金額をセットで伝える
  • プランはデータ量ではなく生活パターンから選ぶ
  • 数字は変わる。構造で覚える

料金の説明ができるようになると、接客の主導権が持てます。未経験でも1〜2ヶ月で身につく領域なので、最初に押さえておきたい部分です。