未経験から携帯販売へ|志望動機の組み立て方と面接で聞かれること

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未経験から携帯販売へ|志望動機の組み立て方と面接で聞かれること

志望動機に、
経験はいらない。

LISTEN FIRST, SELL LATER.

「説明は覚えたのに、なぜか決まらない」
「何を聞けばいいのか分からない」

携帯販売の成果は、話す力ではなく聞く力で決まります。事実・使い方・困りごとの3層で聞く型と、未経験がやりがちな失敗の直し方をまとめました。

この記事は、携帯販売の求人に応募しようか迷っている、接客も販売もやったことがない方に向けた入門編です。読み終わる頃には、志望動機を「きっかけ・強み・これから」の3つに分けて自分の言葉で書けるようになり、面接で聞かれる5つの質問に、その場で固まらずに答えられる状態になります。

先にお伝えします。志望動機の欄は、経験の量を書く場所ではありません。私たちが面接で見ているのは、お客様の話を最後まで聞ける方か、そして聞いた話を店の仲間に持ち帰れる方か、この2つだけです。

志望動機は「道案内をお願いするときの説明」に似ています

道で「駅はどこですか」とだけ聞かれた人は、いちばん近い駅を指さすことしかできません。でも「10時の新幹線に乗りたいので、階段の少ない道で行きたいんです」と言われたら、相手は急に具体的に動けます。志望動機も同じです。「御社で働きたいです」だけでは、面接官はあなたをどこへ案内していいか分かりません。何を見て気になったのか、今の自分に何ができるのか、入って何をしたいのか。この3つがそろって初めて、相手は「それならこの店だ」「それならこの育て方だ」と考え始められます。

志望動機は、3つの部品でできています

志望動機は、この3つの部品でできている① きっかけこの仕事を知った場面を1つ② 強み前の仕事で毎日していた動作③ これから入って何をする人になりたいか3つが線でつながると、短い文章でも伝わる
きっかけ→強み→これから。3つの部品がそろうと文章がつながります。

①きっかけは、この仕事を知った場面です。求人サイトで見つけた、家族がショップで助けてもらった、自分が乗り換えの手続きで困った。どれでも構いません。②強みは、前の仕事で毎日していた動作を1つ挙げれば十分です。③これからは、時間の順で書きます。「覚えて、独り立ちして、名前で呼ばれる人になりたい」のような形です。この3つが線でつながっていれば、文章が短くても伝わります。逆に1つ抜けると、とりあえず応募した方に見えてしまいます。

前の仕事は、必ずこの仕事の言葉に翻訳できます

まったく違う業種でも、店頭で効く場面は必ずあります。大事なのは職種名ではなく、毎日していた動作のほうです。下の表の右側のように書けると、面接官はあなたが働いている姿を思い浮かべられます。

これまでの経験店頭で効く場面
飲食・小売入店されたお客様に、自分から先に声をかけられる
コールセンター相手の話を要点にまとめて、その場で復唱できる
事務契約書類の記入もれを、お客様が帰る前に見つけられる
製造・軽作業決まった手順を飛ばさずに、最後まで同じ順で進められる
仕事の経験がない方分からない言葉を、その場で先輩に質問できる

「未経験なので何もありません」と書く必要はありません。すでにあるものを、この仕事の言葉に置き換えるだけです。

この3つの書き方だけは避けてください

直し方は「実際にあった場面」を1つ足すだけこれだけで終わると弱い人と話すのが好きですスマホが好きです前の職場が合いませんでした場面を足すと、その人だけの文になる前の店で常連のお客様に名前で呼ばれるようになり、もっと一人ひとりに時間をかけられる仕事がしたいと思いました。
「好き」で止めず、実際にあった場面を1つ足すだけで変わります。

「人と話すのが好きだからです」「スマホが好きだからです」「前の職場が合いませんでした」。どれも嘘ではないのに、これだけで終わると、あなたでなくてもいい文章になります。直し方はひとつだけで、そのうしろに実際にあった場面を1つ足します。「人と話すのが好き」は、「前の店で常連のお客様に名前で呼ばれるようになり、もっと一人ひとりに時間をかけられる仕事がしたいと思いました」に変わります。場面が入った瞬間に、あなただけの志望動機になります。

面接で必ず聞かれる5つと、聞いている理由

聞かれる質問と、面接官が確かめたいことなぜ携帯販売なのか他の接客業ではない理由があるか前職を辞めた理由同じ理由で辞める形になっていないか数字の目標をどう思うか入る前と後で認識がずれないかクレーム対応の経験一人で抱え込む人ではないか入社後どうなりたいか半年先の自分を描けているか試す質問ではなく、入社後のずれをなくす質問
数字やクレームの質問は、入社後のずれをなくすために聞いています。

質問はだいたい5つに絞られます。数字とクレームの質問は、あなたを試すためのものではありません。入ってから「こんなはずじゃなかった」が起きないための確認です。ですから「不安はありますが、教わりながら慣れていきたいです」で構いません。飾った答えより、正直な答えのほうが、入社後のあなたを守ってくれます。

私たちが面接で見ている、2つのこと

1つ目は、話の中に自分以外の人が出てくるかどうかです。実績を話すときに主語がずっと自分のままで、上司も同僚もお客様も一度も出てこない方は、店頭でも一人で抱えてしまうことが多い、というのが私たちの見方です。2つ目は、質問の数です。会社のことを先に調べてきて、聞きたいことを持って来た方は、入ってからも自分で調べて動きます。実績が派手でなくても、この2つがそろっている方を私たちは採用しています。

逆質問は、働く姿が見えている証拠です

「何か質問はありますか」は、時間を埋めるための問いではありません。本当に知りたいことを聞いてください。研修の進み方、1日の流れ、独り立ちまでの期間、評価の決まり方。私たちの場合、独り立ちの目安は1〜3カ月、未経験入社から最短半年でリーダーになった方もいます。ここを濁す会社があれば、そこはやめておいたほうがいいというのが私たちの正直な考えです。

その答えの先には、カウンターの向こうの人がいます

聞く人話す人45分
面接の45分で見ているのは、話の中に「その先の人」がいるかどうかです。

なぜ面接でここまで聞くのか。理由は、あなたの向かいに座るのが、来月にはお客様になるからです。「息子に言われて来たけれど、何を言われているのか分からない」と座る方がいます。その方の話を最後まで聞ける人かどうかを、私たちは面接の45分で見ています。志望動機を書く作業は、自分を売り込む作業ではありません。自分がどんなふうに人の役に立てるのかを、先に言葉にしておく作業です。

今日からできる、たった1つのこと

TODAY'S ACTION

これまでの経験を3つ書き出し、「店頭のどの場面で使えるか」を1行ずつ足す

紙を1枚用意して、これまでやってきたこと(仕事・部活・アルバイト・家のこと)を3つ書き出してください。その右に、この記事の表を見ながら「店頭のどの場面で使えるか」を1行ずつ足します。3行そろったら、いちばん場面が浮かぶものを1つ丸で囲みます。それが志望動機の「強み」の欄に入る文章です。

まとめ

志望動機は、きっかけ・強み・これからの3つ。前の仕事は必ず翻訳できます。「好き」で止めず、実際にあった場面を1つ足す。数字やクレームの質問には正直に答えて構いません。うまい文章より、本当のことが具体的に書いてあるほうが、私たちには届きます。