「営業だけは嫌だ」という人が知らない、営業という仕事の中身|1日の時間割で見る

「営業だけは嫌だ」という人が知らない、営業という仕事の中身|1日の時間割で見る
売り込む時間は、
1日のどこにもない。
WORK ATLAS | しごと図鑑
営業のイメージは「売る人」。実際の時間割は、聞く・整理する・約束を守る。
中身を知ってから、好き嫌いを決めるための図鑑です。
「営業だけは嫌だ」。就職や転職の相談で、いちばんよく聞く言葉です。理由を聞くと、「売り込むのが苦手」「ノルマが怖い」「断られるのがつらい」。でも、営業という仕事の1日の時間割を見たことがある人は、ほとんどいません。
この記事は、営業をすすめる記事ではありません。中身を知ってから、好き嫌いを決めるための図鑑です。
営業の「イメージ」と「実際」の差を知り、自分がすでに持っている営業のスキルを1つ見つける。
営業の人は、1日のうち何時間くらい「売り込んで」いると思いますか?
数字を1つ決めてから、読み進めてください。
イメージと、実際
営業のイメージは「売る人」。でも実際の時間の大半は、聞く・整理する・約束を守るに使われています。売り込みがうまい人より、相手の話を正確に聞き取って、次の約束を守る人のほうが、長く成果を出します。
1日の時間割で見る
企業向けの営業(法人営業)の、ある1日の例です。会社や商材で中身は変わりますが、「準備→接点→商談→まとめ→報告」の骨組みはだいたい同じです。
最初の問いの答えは、「ほぼゼロ」です。商談ですら、話す3割・聞く7割。営業の仕事の中心は、相手の困りごとを正確に聞き取ることにあります。
営業には3つのタイプがある
「営業」とひとくくりにされますが、中身は大きく3つに分かれます。嫌だと感じているのは、たいてい最初の「新規開拓型」のイメージだけです。
- 新規開拓型(初めての相手に接点をつくる)→ 断られても翌日同じ件数をかけられる人。数える・試すが好きな人。
- 既存深耕型(すでに取引のある相手を支える)→ 約束の期日を手帳に書いて守る人。相手の名前と前回の話を覚えている人。
- 相談受付型(問い合わせてきた相手に答える)→ 質問に「まず結論、次に理由」で答えられる人。分からないことを「確認して折り返す」と言える人。
営業で身につく、持ち出せるスキル
営業を数年やると、営業以外のどこでも使える力が4つ残ります。逆に言えば、この4つはあなたが今の仕事でもう使っているかもしれない力です。
営業とは、売ることではなく、相手の困りごとを聞き取って、解決までの約束を守ること。
だから「話すのが苦手」は、営業に向かない理由にならない。
- 上の時間割で、自分が今の仕事ですでにやっている行動に○をつける(準備/聞く/整理/約束/報告)
- 4つの力のうち、自分が一番得意なものを1つ書く
- 3タイプのうち、「これならできそう」を1つ選ぶ
「自分に営業の要素があるか分からない」ときに。
私の今の仕事は「(仕事内容を一文で)」です。 営業の仕事は「準備・接点・商談(聞く)・まとめ・報告」の流れだと聞きました。 私の仕事の中で、この5つに当たる行動があるか、1つずつ私に質問して確かめてください。 最後に、私がすでに持っている「営業でも使える力」を2つ、私の答えを引用して教えてください。
身近にいる営業の人に、「今日いちばん長くやった仕事は何ですか?」と1つだけ聞く。営業の人が身近にいなければ、求人票を1枚開いて「仕事内容」の欄に「聞く」「整理」「約束」の言葉があるか数える。
- 営業の人に聞いた「一番長かった仕事」は、5つの流れのどれだったか
- 自分の仕事の中で、○をつけた行動を1つ、今日もやったか
- 「営業だけは嫌だ」の気持ちは、読む前と変わったか
この記事のまとめ
- 営業の1日に「売り込む」時間はほぼ無い。中心は聞く・整理する・約束を守る
- 営業は3タイプ。「嫌だ」のほとんどは新規開拓型のイメージだけ
- 聞く・整理・約束・数字の4つの力は、他のどの仕事にも持ち出せる
WORK ATLASは、CCコミュニケーションズの現場にある仕事を「外から覗く人」向けに図鑑にしたシリーズです。仕事の土台から学ぶなら WORK BASICS。私たちについて / エントリー

