面接で見るべきポイント|「印象」に流されない

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面接で見るべきポイント|「印象」に流されない

印象より、
事実を見る。

INTERVIEW

「面接で、印象や話のうまさに流されていませんか?」

大事なのは印象より事実。合うかどうかを見極めましょう。

面接は、採用のなかでもいちばん緊張する場面です。「短い時間で、その人を見極められるだろうか」——採用担当なら、誰もが感じる不安です。そして実は、面接には“うまくいかない典型パターン”があります。

先に結論から。面接で失敗する一番の原因は、「第一印象」や「話のうまさ」に流されることです。見るべきは、印象ではなく「過去の具体的な行動」。この記事では、印象に流されない面接の見方を整理します。

私たちが面接で事実にこだわるのは、応募者をふるいにかけるためではありません。合わない人を採ってしまえば、その人はつらい思いをし、任された現場ではお客様を待たせることになります。逆に、その人の得意が活きる場所に入れば、本人も伸び、お客様にも良いサービスが届く。面接は、応募者とお客様の両方にとって「良い出会い」をつくる場だと考えています。

面接の目的は「見極め」と「動機づけ」の両方

まず押さえたいのが、面接には2つの目的があるということ。ひとつは、その人が自社で活躍できるかを見る「見極め」。もうひとつが、意外と忘れられがちな「動機づけ」——相手に「この会社で働きたい」と思ってもらうことです。

良い人ほど、他社からも声がかかっています。だから、こちらが一方的に見極めるだけの面接では、逃げられてしまう。見極めながら、同時に会社の魅力も伝える。この両立が、面接官の腕の見せどころです。「選んでやる」ではなく「お互いに知り合う」姿勢が出発点になります。

なぜ「印象」で判断すると失敗するのか

「印象」ではなく「事実」で見る✗ 印象で判断明るい・話がうまいなんとなく良さそう→ 入社後に「話が違う」◯ 事実で判断過去に何をしたかどう考え動いたか→ 入社後の姿が読める

人は、最初の数秒で相手の印象を決めてしまいます。「明るくてハキハキしている」と、つい「良い人だ」と感じる。でも、明るさや話のうまさは、仕事の成果と必ずしも関係しません。人前で話すのが得意なだけで、コツコツ続ける仕事は苦手、ということもあります。

印象で採ると、入社後に「面接では良かったのに…」というギャップが起きます。逆に、口下手で第一印象は地味でも、入社後にじわじわ活躍する人もたくさんいます。印象は、あてになりません。だからこそ、事実で見る必要があるのです。

見るべきは「過去の具体的な行動」

では、何を見ればいいのか。答えは「過去に、実際にどう行動したか」です。「必ずやり切ります」「コミュニケーションが得意です」といった“これからの意気込み”や“自己評価”は、練習すれば誰でも言えます。あてになるのは、実際にやったことのほうです。

たとえば「粘り強さ」を知りたいなら、「粘り強いですか?」と聞くのではなく、「これまでで、いちばん粘って取り組んだことは?」と過去を聞きます。そのときの状況・考え・行動・結果を具体的に語れるかどうかで、本当の姿が見えてきます。過去の行動は、未来の行動をいちばんよく予測するからです。

面接の判断は、どちらに傾けるか印象・話のうまさ数秒で決まってしまう過去の具体的な行動いつ・何を・どうしたか
重いのは、実際にやったことです。

質問のコツ:「たとえば?」で深掘りする

過去の行動を引き出すのに、いちばん使える魔法の言葉が「たとえば?」です。相手が「チームワークを大切にしてきました」と言ったら、すかさず「たとえば、どんな場面で?」。抽象的な話が、一気に具体的なエピソードに変わります。

さらに「そのとき、どう考えて動いた?」「結果はどうなった?」と重ねていくと、その人の考え方のクセや、行動の質が見えてきます。用意された自己PRを聞くだけでは分からない“素”が出るのは、この深掘りのなかです。詰問にならないよう、あくまで興味を持って聞くのがコツです。

面接は「選ぶ場」であり「選ばれる場」

もう一度、大事なことを。面接は、こちらが一方的に選ぶ場ではありません。相手も、あなたと会社を見ています。面接官の態度が高圧的だったり、興味なさそうだったりすると、「この会社はやめておこう」と思われます。

逆に、真剣に話を聞き、こちらのことも誠実に伝える面接は、それ自体が会社の魅力になります。面接官は“会社の顔”。見極めると同時に、良い印象を残すこと。この意識があるだけで、辞退が減り、良い人が集まります。

「この人と働きたい」「この会社で働きたい」同じ30分面接する側受ける側
同じ30分で、二つの答えが決まっています。

やりがちな失敗:話しすぎる面接官

意外と多いのが、面接官が話しすぎてしまう失敗です。会社の説明や自分の武勇伝に時間を使いすぎて、肝心の応募者の話を聞けないまま終わる。これでは見極めになりません。

目安は「相手が7割、面接官が3割」。面接官の仕事は、話すことより「相手が話しやすい空気をつくり、良い質問をすること」です。沈黙を怖がって埋めにいかず、相手が考える時間を待てるかも、腕の差が出るところです。

30分のうち、だれが話しているかやりがちな面接面接官が7割応募者3割良い面接面接官3割応募者が7割面接官の仕事は、話すことより引き出すこと
話す割合を、そっくり入れ替えます。

今日からできる、たった1つのこと

今日からできる、たった1つ

ニュースの人物を「行動」で見る

「事実で見る」目は、日常でも鍛えられます。おすすめは、ニュースやインタビューで誰かを評価するとき、「印象」ではなく「その人が実際に何をしたか」で考えてみること。「感じが良い/悪い」で終わらせず、行動に注目する練習です。

この「印象と事実を分けて見る」習慣は、面接だけでなく、人と関わるあらゆる場面で役立ちます。人を正しく見る力は、一生使えるスキルです。

まとめ

面接の目的は「見極め」と「動機づけ」の両方。そして見極めのコツは、印象に流されず、過去の具体的な行動を「たとえば?」で深掘りすることです。話しすぎず、相手が7割話せる場をつくる。面接は選ぶ場であり、選ばれる場でもある——この意識が、良い採用と良い出会いをつくります。

私たちCCコミュニケーションズは、人を「事実」で丁寧に見る採用を大切にしています。まずは、私たちの仕事をのぞいてみてください。