テレアポのキーマン対応|25秒の名乗りと、質問への切り返し(27のポイント 6〜12)

テレアポのキーマン対応|25秒の名乗りと、質問への切り返し(27のポイント 6〜12)
キーマンには、
答え切らない。
KEY PERSON
「担当者に代わってもらえたのに、質問攻めで終わった」と感じていませんか。
課題解決型テレアポ 27のポイント、6〜12番。
受付を抜けて、担当者に代わってもらえた。ここからが本番です。ところが、せっかくつないでもらったのに「で、何のサービスですか」から始まる質問攻めで終わってしまう——テレアポでいちばん多い落とし方が、これです。
この記事で扱うのは、課題解決型テレアポ27のポイントのうち6〜12番。キーマンへの名乗り直しと、質問への切り返し方です。全体の地図は基本編、受付突破は1〜5番にあります。
先に結論から。キーマンとの会話で守ることは1つだけです。質問に答え切らない。7割で止めて、こちらの質問に戻す。全部答えた時点で、電話は終わります。
取り次いでもらった直後の、25秒
受付に話した内容は、担当者には伝わっていません。「さっき申し上げたとおり」は通じないので、もう一度ゼロから名乗り直します。ただし長くはしない。会社紹介と用件を、25秒でまとめます。
この25秒で差がつくのが、「なぜ、うちにかけてきたのか」に答えられるかどうかです。調べたこと、そこから想定した問題、だからお手伝いできるかもしれないこと。この3つをひとつながりで話せると、一斉架電の1本ではなくなります。逆に、ここで「絶対にお役に立てます」と言い切ると、一気に軽くなります。
自己紹介(キーマン)
6〜9番取り次いでもらったら、もう一度会社紹介と用件を伝える
受付に話した内容は、キーマンには伝わっていない前提で話します。会社紹介と用件を、あらためて「What to sell」で25秒以内にまとめる。
ラフな敬語で話す
かしこまり過ぎた敬語は、距離を遠ざけます。丁寧さは保ったまま、会話のテンポで話す。相手が普段、社内で話しているときの速さに近づけます。
「What to sell」の後に、電話した理由を伝える(アテる)
なぜ何万社もある中でこの会社にかけたのか。ここを言えないと、単なる一斉架電になります。調べたこと・想定した問題・お手伝いできそうなことを、ひとつながりで伝えます。
言い方の例「御社のHPを見て、〜な状況だったので、〜な問題があるかと思い、であれば〜なお手伝いができるんじゃないかと思ったので」
「お手伝いできる」とは言い切らない
まだ何も聞いていない段階で断言すると、軽く聞こえます。「ひょっとしたらお手伝いできるかもしれない」「詳しく伺わないと分からないんですが」で止めておく。この一歩引いた言い方が、逆に「ちゃんと聞いてから話す人だ」という印象になります。
NG「絶対にお役に立てます」
OK「詳しく伺わないと分からないんですが、ひょっとしたらお手伝いできるかもしれません」
質問には、答え切らない
名乗り終えると、たいてい質問が返ってきます。「どんなサービスですか」「いくらですか」「どういう効果があるんですか」。ここで丁寧に全部説明してしまうと、相手は「分かりました、検討します」で電話を終えられます。答え切った瞬間に、会話が終わるということです。
だから7割で止めます。15秒で簡潔に答えたら、相手にとっての得(ベネフィット)に戻し、そのままこちらの質問を返す。「逆に、御社では××はどうなんですか?」の一言で、会話は続きます。この往復を繰り返して状況が見えてきたら、ループを抜けてアポを切りにいきます。
質問対応
10〜12番質問には7割だけ答える。全部は話さない
聞かれたことに全部答えると、そこで会話が終わります。15秒で切り上げて、必ず質問に戻すか、クロージングに進む。答え切らないことが、次の一言をつくります。
特徴を聞かれても、説明だけで終わらせない
「どんなサービスですか」に説明で答えると、相手は聞き役のままです。特徴(F)で答えたら、相手にとっての得(ベネフィット)に戻し、そのまま質問を返します。
切り返しの例「例えば、御社のような業種だと〇〇なようにお手伝いできたりするかもしれないので、逆に××はどうなんですか?」
「どういう効果があるのか」への切り返し
想定した課題に対する効果をひとつ話し、そのうえで「御社の場合はまだ分からない」と正直に付け加えます。この一言が、アポを取りにいく理由になります。
切り返しの例「ただ、それは御社の状況を聞いてみないとわからないので、一度お時間をいただきたいんですが」
12番まで来ると、相手の状況がぼんやり見えてきているはずです。ここから先は、その輪郭をはっきりさせる質問の話になります。
今日からできる、たった1つのこと
次にキーマンと話すとき、質問に答えたら必ず「逆に、〜はどうなんですか?」を1回つける。
答えを我慢する必要はありません。答えたうえで、最後に一言だけ足すだけです。「逆に、御社では〜はどうなんですか?」——これがあるかないかで、電話が「説明」で終わるか「会話」になるかが変わります。まだ電話をかける仕事に就いていないなら、日常の会話で試せます。質問に答えたあと、必ず相手にも質問を返してみてください。相手が話しはじめる感覚は、そのまま電話でも使えます。
まとめ
キーマンとの会話は、25秒で名乗り直し、なぜかけたかを言い、答え切らない。この3つです。うまく説明できたかどうかより、質問に戻せたかどうかで、その電話の続き方が決まります。
次は、相手の状況と課題を聞いていく段階です。質問フェーズ(13〜21番)へ進んでください。

