顧客理解とデータ分析|感覚と数字、両方で顧客を見る

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顧客理解とデータ分析|感覚と数字、両方で顧客を見る

感覚と数字、
どっちが正解?

INSIGHT & DATA

「データを見ろ」と言われても、数字を眺めるだけで手が止まっていませんか。

顧客理解で仮説を立て、数字で答え合わせ。この往復が正解です。

「顧客を理解しよう」と言われたとき、あなたはどう動きますか。お客様の声をじっくり聞く人もいれば、アクセス数や売上の数字を眺める人もいるでしょう。実は、そのどちらか一方だけでは、顧客の本当の姿は見えてきません。

先に結論から。顧客理解には、「感覚(生の声)」と「数字(データ)」の両方が必要です。感覚で仮説をつくり、数字で答え合わせをする。この2つを行き来することで、はじめて顧客が立体的に見えてきます。

顧客理解には「感覚」と「数字」の両方がいる

顧客を知る方法は、大きく2種類あります。ひとつは「感覚(定性)」——お客様の声、表情、口ぐせなど、数字にならない生の情報。もうひとつが「数字(定量)」——何人が来て、何%が申し込んだか、といった測れる情報です。

この2つは、役割が違います。感覚は「なぜ?」という理由やヒントを教えてくれる。数字は「どれくらい?」という規模や事実を教えてくれる。片方は“物語”、もう片方は“地図”。両方そろって、はじめて顧客への道が見えるのです。

2つは、かみ合って初めて回ります感覚数字「なぜ?」を教える「どれくらい?」を教えるお客様の声・表情・口ぐせ人数・率・売上片方だけでは、そこで止まります。
理由と規模は、別々の歯車が持っています。

数字だけ・感覚だけ、の落とし穴

感覚と数字は「両輪」感覚(定性)生の声・理由「なぜ?」が分かる単独だと思い込みに偏りがち数字(定量)規模・事実「どれくらい?」単独だと理由が分からない

数字だけを見ると、「申込率が下がった」という事実は分かっても、“なぜ”が分かりません。理由が分からないまま対策を打っても、的外れになりがちです。感覚だけだと、たまたま聞いた一人の強い意見を「みんなの声」だと思い込んでしまう危険があります。

つまり、数字は理由を教えてくれず、感覚は規模を教えてくれない。だから、どちらか一方に偏ると判断を誤ります。「データで冷たく」でも「勘だけで熱く」でもなく、両方を組み合わせるのが正解です。

感覚(定性)で仮説をつくる

まず動き出すきっかけになるのが、感覚です。お客様の声を聞く、問い合わせを読む、現場を見る——そこから「もしかして、こういうことで困っているのでは?」という仮説が生まれます。

ずらりと並んだ数字「この1行、なぜ?」
データは山ほど。気づきは、そのうちの1行から。

たとえば採用で、応募者の面談から「入社後の様子が見えなくて不安そうだ」と感じたとします。これが仮説です。数字を眺めているだけでは、この“肌ざわり”は得られません。感覚は、次に何を調べ、何を試すかの“出発点”をくれるのです。

数字(定量)で答え合わせをする

仮説ができたら、次は数字の出番。「本当にそうなのか?」を確かめます。先の例なら、「入社後の様子を伝えるページを見た人と、見なかった人で、応募率はどう違うか」を数字で見る。感覚で立てた仮説を、数字で検証するのです。

ここで大事なのは、数字は「感覚の答え合わせ」として使うこと。数字が仮説を裏づければ自信を持って進められ、裏切れば「思い込みだった」と気づける。感覚だけの思い込みを、数字が正してくれるのです。この関係が、判断の精度を上げます。

「顧客理解→仮説→施策→数字→改善」の循環

感覚と数字は、一度使って終わりではありません。顧客を理解して仮説を立て → 施策を打ち → 数字で結果を見て → また改善する。この輪をぐるぐる回していくのが、マーケティングの基本動作です。

一周ごとに、顧客の理解は深まり、施策の精度も上がっていきます。大切なのは、「感覚→数字→また感覚」を止めずに回し続けること。一発で当てようとせず、小さく試して学び続ける。この地道な循環が、成果を生みます。本質と数字の関係は「ファンダメンタルズとテクニカル」もどうぞ。

止めずに回す顧客を理解する仮説を立てる施策を打つ数字で見る改善する一周ごとに、顧客の顔がはっきりしていきます。
一発で当てず、小さく回して学びを重ねます。

今日からできる、たった1つのこと

今日からできる、たった1つ

気になった数字に「なぜ?」を足す

感覚と数字を結ぶ練習は、身近な数字でできます。おすすめは、ニュースやSNSで数字を見たとき、「なぜこの数字になったんだろう?」と理由を想像してみること。「この店の行列は、なぜ?」でもかまいません。

数字(事実)に、感覚(理由の仮説)を足す。逆に、感じたこと(感覚)を「本当かな?」と数字で確かめてみる。この行き来のクセがつくと、顧客理解はもちろん、あらゆる判断が深くなります。

まとめ

顧客理解には、感覚(生の声)と数字(データ)の両方が必要です。感覚は「なぜ」を、数字は「どれくらい」を教えてくれる。感覚で仮説をつくり、数字で答え合わせをし、施策→改善へとつなげて循環させる。どちらかに偏らず、両輪で回すことが、顧客を立体的に理解するコツです。

私たちCCコミュニケーションズは、「感覚と数字の両方で顧客を見る」姿勢を大切にしています。まずは、私たちの仕事をのぞいてみてください。