飛び込み営業のやり方|「断られて当たり前」を確率に変える12のポイント

飛び込み営業のやり方|「断られて当たり前」を確率に変える12のポイント
断りは、
否定ではない。
DOOR TO DOOR
「1日回って、全部断られた」で心が折れそうになっていませんか。
飛び込み営業を、根性でなく確率で回す12のポイント。
1日回って、全部断られた。飛び込み営業でいちばんきついのは、断られること自体より、断られた数だけが記憶に残ることです。
でも、断りの大半はあなたへの評価ではありません。「今その話を聞く理由がない」だけです。ここを取り違えなければ、飛び込みは根性の仕事ではなくなります。この記事では、出る前・玄関先・去り際の12のポイントにまとめました。
先に結論から。飛び込みでやることは3つです。先に失敗ラインを決める。30秒で言い切る。印象と資料と一行メモを残して帰る。断られた件数は、失敗ではなく分母になります。
断りの数は、失敗ではなく分母
10件回って9件断られても、それが普通です。ところが「断られた=自分がダメだった」と受け取っていると、9回ぶんの否定を持ち帰ることになります。持ち帰るべきなのは、否定ではなく分母です。
だから、出る前に件数と失敗ラインを決めます。「今日は40件」と決めて出れば、断られた数はそのまま進捗になります。「10件で1件も話を聞いてもらえなければ、その日のうちにリストを組み替える」と決めておけば、手応えのない場所を根性で回り続けずに済みます。
出る前
1〜3番回る前に「失敗ライン」を決めておく
どこまでやってダメなら、このエリアや業種をやめるのか。出る前に決めます。決めていないと、手応えのない場所を「もう少し」で回り続けることになります。目的(接点をつくる)にはしつこく、手段(このエリアを回る)には固執しない——そのための線引きです。
決め方の例「10件回って、1件も話を聞いてもらえなければ、その日のうちにリストを組み替える」
1日の件数を、先に決めて出る
「行けるだけ回る」で出ると、終わったときに残るのは断られた回数だけです。「今日は40件」と決めて出れば、同じ断りが進捗の数字に変わります。数えるものが変わるだけで、帰り道の気分がまるで違います。
置いて帰るものを、渡せる形で持つ
その場で決まらない前提なので、名刺・会社案内・一枚もののチラシを、すぐ渡せる状態で持ちます。「後ほどお送りします」は、送る前に相手の記憶から消えます。手渡しできるものが1つあるかどうかで、次に訪ねたときの入りやすさが変わります。
玄関先で使えるのは、30秒だけ
相手は仕事の途中です。話が長くなるほど、内容ではなく「長いこと」そのものが断る理由になります。誰に、何で、どう役立とうとしているのか。ここを30秒で言い切って、あとは相手に返します。
そして、その場で売ろうとしないこと。飛び込みの初期ゴールは契約ではありません。「資料を置かせてもらう」「担当者の名前を聞く」「次に来ていい日を聞く」——このくらい小さいYESなら、相手も出しやすい。大きなYESを求めるほど、断る理由を相手に探させることになります。
玄関先の30秒
4〜8番断りは「あなたの否定」ではなく「ただの確率」
断られた理由の大半は、こちらの人格でも商品でもありません。「今その話を聞く理由がない」だけです。同じ会社に3ヶ月後に行けば、まったく違う反応が返ってくることもあります。1件1件に一喜一憂しないことが、11件目に向かう体力になります。
NG断られた=自分がダメだった
OK断られた=今日はタイミングではなかった
要点は30秒で言い切る
相手は手を止めてくれています。誰に対して、何で、どう役立とうとしているのか。この3つだけを30秒で言って、いったん止まる。長く話すほど、内容ではなく「長い」ことが断る理由になります。
その場で売らない。小さいYESをゴールにする
初回訪問のゴールを契約に置くと、相手も身構えます。資料を置かせてもらう、担当者の名前を聞く、次に来ていい日を聞く。このくらいなら、相手は「まあ、それなら」と言えます。小さいYESが1つ取れれば、その訪問は成功です。
断られたら、素直に引く
ここで食い下がると、次に訪ねたときに顔を覚えられている意味が変わります。「ありがとうございます、また近くに来たときに寄らせてください」。この一言で終えると、断った側にも気まずさが残りません。次の訪問の入口は、断られた瞬間の引き方でつくられます。
現場で見たものを持ち帰る
飛び込みの最大の利点は、現場が見えることです。人が何人いるか、どんな貼り紙があるか、何を扱っているか、忙しそうか。電話では絶対に手に入らない一次情報が、玄関先に落ちています。断られた訪問でも、これを持ち帰れば手ぶらではありません。
去り際に何を残したかで、3ヶ月後が決まる
飛び込みは一発勝負ではなく、積み重ねです。100件回ってほとんど断られた日、最後の1件で「今は要らないけど、感じのいい人だね」と言われて名刺だけ置いて帰る。3ヶ月後、その会社から「例のあの人いる?」と電話が来る——現場では、こういうことが実際に起きます。
そのために残すものは3つです。印象と、資料と、一行メモ。印象と資料は相手に残すもの、メモは自分に残すもの。この3つがあると、2回目の訪問がまったく別のものになります。
去り際と、次の一手
9〜12番「また来ます」と、笑顔を残して帰る
その場で決まらなくても、印象と接点は残せます。次に訪ねたときの「ああ、あの人か」は、去り際の数秒でつくられます。逆に、断られて表情が変わってしまうと、次に行きづらいのはこちら側です。
訪問先ごとに、一行メモを残す
誰が出てきたか、何と言われたか、現場で何が見えたか。1件につき一行でかまいません。2回目に訪ねたとき、「前回、◯◯さんに伺いました」と言えるかどうかで、相手の警戒心がまるで違います。記憶に頼ると、40件目には1件目を忘れています。
メモの例「受付の田中さん/今は間に合っているとのこと/棚に他社のパンフ/来月から新店舗の貼り紙あり」
2回行ってダメなら、入口を変える
同じ方法を永遠に続けるのは、しつこさではなく思考停止です。飛び込みでつながらないなら、メールを送る、電話をかける、紹介の線を探す。目的(接点をつくる)にはしつこく、手段(飛び込み)には固執しない。AがダメならB、BがダメならCへ。
用事がなくても、接点をつくりに行く
売り込む用事があるときだけ顔を出す人は、そのうち相手にもそう見られます。近くの現場で見たこと、業界で聞いた話、他社がやっていた工夫。相手の役に立つ情報を持って寄ると、次に用事ができたときに話が早い。案件がないときの1回が、いちばん効きます。
12番まで来ると、飛び込みは「今日の結果」ではなく「3ヶ月後の仕込み」に見えてきます。今日断られた40件は、そのときの分母です。
今日からできる、たった1つのこと
今日回るぶんの「失敗ライン」を、出る前に紙に書く。
「何件回ってダメなら、このエリアをやめるか」を先に決めます。10件で1件も話を聞いてもらえなければ、その日のうちにリストを組み替える。これを決めていないと、手応えのない場所を根性で回り続けることになります。まだ営業の仕事をしていないなら、断られる可能性のある声かけで練習できます。「今日は3回声をかける。断られてもそれで終わり」と先に決めてから出かけてみてください。決めてあると、断られても足が止まりません。
まとめ
飛び込みは、根性ではなく確率と記録の仕事です。失敗ラインを決めて出る、30秒で言い切る、断られたら素直に引く、印象と資料と一行メモを残す。断られた件数は、失敗ではなく分母になります。
私たちCCコミュニケーションズは、新規開拓を“つらいだけ”にしない工夫を、一緒に磨ける仲間を探しています。

