数字ではなく、その手前を見る|外販イベントのリーダーが見ている行動

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数字ではなく、その手前を見る|外販イベントのリーダーが見ている行動

数字は結果。
見るのは、行動。

LEADERSHIP

実績だけで人を評価すると、伸びる人を見落とします。

リーダーが見ているのは、その数字を作るまでの行動です。

後輩がついたり、現場をまとめる役割を任されたりすると、見る対象が変わります。自分の数字から、人の数字へ。ここでつまずく人の共通点は、数字だけを見てしまうことです。この記事では、外販イベントの現場でリーダーが何を見ているのかを書きます。

最初に結論

数字は結果です。リーダーが見るべきなのは、その数字を作るまでの行動です。行動が変われば数字は動きますが、数字を責めても行動は変わりません。

数字の手前には、3つの段がある

実績が伸びないスタッフに「もっと数字を上げよう」と言っても、明日どこで何を変えればいいかは伝わりません。前日にどこまで準備したか、今日何人に声をかけたか、そのうち何人と商談まで進んだか。この3つの数をその場で本人と一緒に数えて、どこで止まっているかを特定します。

実績(数字)結果。ここだけを見ても改善できない商談まで進んだ数ヒアリングが機能しているか声をかけた数立ち位置とタイミングの判断見て準備した量客層の観察、前日の確認ここを見て指導する
数字が悪いときに直せるのは、数字ではなく下の3段です。

声をかけた数が少ないのか、声はかけているが商談まで進まないのか。前者なら立ち位置とタイミング、後者ならヒアリングの順番が原因です。指導する場所がここで決まります。

伸びるスタッフには、共通点がある

私たちが見てきた限り、成長する人には次の4つがあります。実績表には出ませんが、日々の会話には必ず出ます。

伸びるスタッフに共通する4つ1成長意欲がある言われる前に聞きに来る2自分の課題を考えるうまくいかない理由を人のせいにしない3もっと上を目指している今の役割で満足していない4将来を考えているこの仕事の先に何を得たいかがある
この4つは、実績表には出ません。日々の会話に出ます。

たとえば「今日うまくいかなかった理由」を聞いたとき。会場のせい、客層のせいで終わる人と、自分の声のかけ方まで話す人がいます。後者は、放っておいても伸びます。

指導するときに見るのは、成果だけではない

注意すべきなのは、成果が出ていないことだけではありません。やる気のない仕草、投げやりな態度、周囲への影響。こうした姿勢は、早めに改善します。

様子を見てよいことその日のうちに伝えること成果がまだ出ていないやる気のない仕草やり方が自分と違う投げやりな態度説明に時間がかかる周囲の空気を下げる言動伸びる途中の状態。急がせない放置すると本人にも周囲にも残る
指導の優先順位は「成果が出ていないか」ではなく「態度が周囲に影響しているか」です。

成果が出ていない状態は、伸びる途中であることが多く、急がせても意味がありません。一方で態度は、放置するほど本人にも周囲にも残ります。優先順位を間違えないことです。

伝え方は、事実から入る

伝える順番は、事実、影響、期待です。人格ではなく行動を話すこと。この順番なら、伝えても関係は壊れません。

事実「さっきの3組、声をかけずに見送っていたよね」影響「あの時間は会場が空いていて、いちばん止まりやすい時間だった」期待「次の1時間、通る人全員に一言だけかけてみよう」
人格ではなく行動を話す。この順番なら、伝えても関係が壊れません。

反対に「やる気ある」から入ると、話は感情のやり取りになります。事実は本人も否定できないため、そこから始めると必ず前に進みます。

COACHING / 撤収後の5分
育成は、面談室より
現場の直後に効く。

「今日いちばん惜しかった接客はどれ」。この1問から始めると、答えは本人の言葉で出てきます。自分で言葉にできた改善は、こちらが指摘した改善よりも長く残ります。時間は5分で足ります。

現場が終わったあとの5分「今日いちばん惜しかった接客はどれ」

今日からできる、たった1つのこと

TODAY'S ACTION / 今日の1アクション

現場が終わったら、後輩に「今日いちばん惜しかった接客はどれ」と1問だけ聞く。

育成の時間は、わざわざ作らなくて構いません。撤収のあと、後輩に「今日いちばん惜しかった接客はどれ」と1問だけ聞いてください。答えが出てきたら、そこで評価をしないこと。「自分ならどこを変える」ともう1問だけ返します。自分で言葉にできた改善は、こちらが指摘した改善より長く残ります。この2問は5分で終わります。それを毎回やるリーダーと、月1回の面談だけのリーダーでは、3か月後のチームがまったく違います。

まとめ

  • 数字は結果。見るのは、その数字を作るまでの行動
  • 声かけ数・商談数・準備量のどこで止まっているかを特定する
  • 伸びる人の特徴は、成長意欲・自分の課題を考える・上を目指す・将来を考える
  • 成果より先に直すのは、態度と周囲への影響
  • 伝える順番は、事実、影響、期待。人格ではなく行動を話す