現場品質管理|見る→直す→もう一度やる|家電量販店研修 第8章

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現場品質管理|見る→直す→もう一度やる|家電量販店研修 第8章

伝えただけでは、
まだ半分。

WATCH, FIX, REPEAT.

1回に直すのは、1つだけ
目的は、見なくてよくすること

研修でできることと、現場でできることは違います。だから現場で継続して見ます。何を見るか、どう伝えるか、そして「見る→直す→もう一度やる→確認する→定着する」のサイクルの回し方を第8章にまとめます。目的は監視ではなく、本人が自分で直せる状態をつくることです。

この章で伝えたいこと

研修が終わっても、育成は終わりません。前提として、研修でできることと、現場でできることは違います。ロープレでSPINが言えた人でも、実際のお客様を前にすると飛ばします。だから、現場で継続して見ます。

何を見るか

現場で見るのは、この7つ 売場での行動家電接客通信への接続SPIN社員様との関係自発性改善力 数字だけを見ない。行動を見る。 7つ全部が同時に上がることはない。今週はどれを見るかを決める。
全部を一度に直そうとすると、どれも直らない。

7つを同時に見ようとすると、指摘が増えて本人が何から直せばいいのか分からなくなります。「今週はSPINだけ見る」と決めて、その1つに絞ってください。

見るのは数字ではなく行動です。「今日は0件だった」ではなく、「声掛けは12回できていた。ただ、家電の話が3分で終わっていた」まで見ます。ここまで見て初めて、直す場所が分かります。

品質管理のサイクル

品質管理のサイクル 見る接客を横で見る直すその場で1つだけ伝えるもう一度やる次の接客で試す確認する変わったか見る定着する言われなくてもできる 定着しなければ、また「見る」に戻る 指摘して終わりにしない。「もう一度やる」まで必ず回す。
フィードバックは、言った時点では 半分。やって初めて1つ。

止まりやすいのは「もう一度やる」のところです。伝えた時点で終わりにすると、本人は「そうですね」と返事をして、次の接客でまた同じことをします。伝えたら、その日のうちにもう1回やってもらい、変わったかどうかまで見てください。

1回に伝えるのは1つだけにします。「声掛けも、ヒアリングも、SPINも」と3つ言うと、1つも変わりません。

伝えるタイミングは、その接客が終わった直後です。夕方にまとめて言われても、本人はもうどの場面のことか思い出せません。

次はここだけ変えてみよう 1 1回に伝えるのは、1つだけ
3つ言うと、1つも変わらない。

監視ではなく、自走をつくる

× 監視になっている ・できていない点を毎回並べる・その場で言わず、後でまとめて言う・言いっぱなしで確認しない・本人が「見られている」と感じる ○ 自走をつくっている ・直す点は1回に1つだけ・その場ですぐ伝える・次の接客で必ず確認する・本人が自分で気づけるようになる
目的は、見張ることではなく、見なくてよくすること。

目的は、新人を見張ることではありません。本人が自分で気づいて直せる状態をつくることです。

そのために、指摘のときに理由まで伝えます。「家電の話をもっとしよう」ではなく、「家電の話が3分で終わると、お客様は通信の話を売り込みだと感じます。だから使用年数のあとに、不満をもう一つ聞いてください」。理由が分かると、次に似た場面が来たとき、本人が自分で判断できます。

できるようになったことは、その場で言葉にして返してください。「昨日より家電の会話が長くなっていました」。直った点を伝えられた人は、次も直します。

この章のポイント

  • 研修と現場は違う。だから現場で継続して見る。
  • 見るのは行動・家電接客・通信接続・SPIN・社員様との関係・自発性・改善力の7つ。今週見る1つを決める。
  • サイクルは「見る → 直す → もう一度やる → 確認する → 定着する」。指摘して終わりにしない。
  • 1回に伝えるのは1つだけ。理由まで伝えると、本人が自分で判断できるようになる。
今日からできる、たった1つ

新人の接客を1回、横で最後まで見る。終わった直後に、直してほしいことを1つだけ理由つきで伝え、その日のうちにもう1回やってもらう。