ロールプレイ|安全に失敗して、現場前に直す|家電量販店研修 第6章

ロールプレイ|安全に失敗して、現場前に直す|家電量販店研修 第6章
失敗するのは、
ここでいい。
FAIL HERE, NOT THERE.
いきなり通しでやらない
評価役をやると、見え方が変わる
研修で聞いた話は、口に出してみて初めて身につきます。ロールプレイは安全に失敗できる場です。3つに区切った練習の進め方、3人1組の回し方、5つのケース設定、100点満点の評価表を第6章にまとめます。
この章で伝えたいこと
研修で聞いた話は、実際に口に出してみて初めて身につきます。ロールプレイは安全に失敗できる場です。
区切って積み上げる
いきなり全部は通しません。まずSTEP 1だけを繰り返し、家電の会話だけで10分もつようになってから次へ進みます。最初から通しでやると「なんとなくうまくいかなかった」で終わり、どこを直せばいいのか分からなくなります。
3人1組で回す
- スタッフ役:接客する
- お客様役:設定に沿って演じる(優しくしすぎない)
- 評価役:下の10項目を見てチェックする
順番に交代して、全員が3役とも経験します。評価役をやると「見られている側の視点」が分かるので、自分がスタッフ役に戻ったときの話し方が変わります。
そして、いちばん大事な前提。失敗することを前提にします。研修中に失敗して、現場に出る前に直す。そのための時間です。
お客様役は、実際にいるお客様を思い出して演じてください。すぐに「じゃあお願いします」と言ってしまうと、スタッフ役の練習になりません。
「見に来ただけです」「今は忙しいので」と一度は断る。そこからどう続けるかが、いちばん練習したい場面です。
ロープレのケース例
- CASE① 30代女性・一人暮らし・電子レンジ/約10年使用/買い替え/予算3万円程度/簡単な料理もしたい
- CASE② 30代夫婦・炊飯器/約5年使用/買い替え/価格が気になる
- CASE③ 一人暮らし・引っ越し・冷蔵庫/200L前後/自炊あり/電子レンジを上に置きたい/設置場所に制限あり
- CASE④ 「今日は見るだけ」と言われる/通信に急に持っていかず、会話を続ける
- CASE⑤ 通信SPIN/他社・月額約8,000円・20GB程度・家族4回線・Wi-Fiあり・過去に乗り換え経験あり
CASE③は、第3章の冷蔵庫の落とし穴を全部使う設定です。直冷式に電子レンジを置けないことを言えるかどうか、評価役は必ず見てください。
評価は100点満点で
SPINは「流れているか」を見る
- S:現状を聞けたか(携帯会社・料金・GB・回線数など)
- P:問題を、お客様自身の言葉にしてもらえたか
- I:金額の差と、そのまま使った場合の影響を伝えられたか。「これだけ差が出ますが、そのままで良いですか?」まで言えたか
- N:「来月から◯◯円になったら嬉しいですか?」まで言えたか
評価役は、とくにIとNを重点的に見ます。SとPで終わってしまう人がいちばん多いからです。現状を聞いて「高いですね」で止まると、お客様は動きません。
この章のポイント
- いきなり通しでやらず、3つに区切って積み上げる。
- 3人1組で全員が3役を経験する。失敗は前提。
- 評価は「どこで落としたか」を次のテーマに。SPINはIとNが言えたかを重点確認。
CASE④「今日は見るだけです」と言われた場面だけを、3回続けて練習する。3回とも違う返し方を口に出してみて、いちばん会話が続いたものを1つ選ぶ。

