家電量販店という現場|携帯スタッフの立ち位置と朝の4つ|研修 第2章

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家電量販店という現場|携帯スタッフの立ち位置と朝の4つ|研修 第2章

立ち位置を、
間違えない。

KNOW WHERE YOU STAND.

「家電販売員」でもない
「携帯だけ売る人」でもない

家電量販店には、家電社員様・メーカー様・携帯スタッフがそれぞれの役割で立っています。私たちの役割は、家電接客を理解したうえで通信の接点をつくる橋渡し役です。立ち位置・朝のルーティン・声のかけ方の順番を、第2章でそろえます。

この章で伝えたいこと

家電量販店には、家電社員様・メーカー様・私たち携帯スタッフが、それぞれの役割を持って立っています。その中で自分がどこに立つのかを間違えると、どれだけ頑張っても売場での居場所ができません。

携帯スタッフの立ち位置

立ち位置を間違えるパターンは、決まって次の2つです。

× 行き過ぎ:「家電販売員になる」と考えてしまう。良かれと思って家電の値引き交渉や在庫の約束まで踏み込み、家電社員様が把握していないところで話が進みます。これをやると、次の日から声をかけてもらえなくなります。

× 割り切り過ぎ:「携帯だけ売れればいい」と考える。家電売場に立っているのに家電を知らないので、お客様の質問に答えられません。「担当を呼んできます」を繰り返すうちに、お客様は別の人に聞きに行きます。

× 行き過ぎ 家電販売員になろうとする 役割を越えて動き、社員様との連携が崩れる × 割り切り過ぎ 携帯だけ売れればいい 家電を知らずにすすめてお客様の信頼を失う ○ 目指す立ち位置 橋渡し役 家電接客を理解し、社員様と連携して通信の接点をつくる お客様にも、家電社員様にも信頼される どちらか片方だけでは、売場での居場所はつくれない
どちらの極端にも寄らない。まん中に立つのがいちばん難しい。

目指すのは、この2つのどちらでもありません。家電接客を理解し、家電社員様と連携しながら、通信の接点をつくる橋渡し役です。

朝、売場に入ってからやる4つ

朝、売場に入ってからの4つ 1あいさつ出勤したら声を出す2売場確認商品の位置と在庫3前日の御礼昨日世話になった方へ4当日確認稼働・戻り・施策 昨日の御礼が、今日の信頼になる
3つ目を飛ばす人が多い。ここがいちばん効く。
  • あいさつをする(声を出す。会釈だけで済ませない)
  • 売場を1周して、商品の位置と在庫を見る
  • 前日にお世話になった社員様・メーカー様に、お礼を言う
  • 当日の稼働時間・戻り時間・キャンペーンの内容を確認する

特に3つ目です。「昨日は◯◯の件、ありがとうございました」と一言伝える。これを毎朝やる人と、やらない人で、1か月後にまわしてもらえる接客の数がはっきり変わります。

売場では、常に顔を上げる

決められた作業をこなすことより、売場全体を見ることを優先します。手元の品出しに集中していると、5メートル先で商品を見比べているお客様に気づけません。

お客様は、目が合った人に聞きます。顔を上げているだけで、声をかけられる回数が増えます。

これは第7章で出てくる「伸びる人/伸びにくい人」の分かれ道にもそのままつながります。周りを見ているかどうかは、社員様からもよく見えています。

顔を上げて、遠くのお客様まで見る
下を向いて品出ししている人には、お客様は近づかない。

声をかける順番の目安

声をかける順番の「目安」 1家族連れ滞在が長く、家電の買い替え話が出やすい2カップル2人で相談するので会話が続きやすい3単身の異性会話のきっかけをつくりやすい4単身の同性短時間で判断されやすい ただし絶対ルールではない。単身でも「今日買う」なら、その方が先。
迷ったときだけ使う順番。目の前の様子のほうが強い。

この順番は、誰に声をかけるか迷ったときだけ使います。単身の方でも「今日買って帰ります」という様子なら、その方が先です。見ている商品・滞在時間・連れの有無を見て、自分で決めてください。

買う気があるかどうかは、見た目で決めない

服装や年齢で判断しないでください。確認するのは、会話の中です。

「いつ頃までにご購入を検討されていますか?」

  • 可能性が高い返事:「今日買って帰ります」「いいのがあれば」
  • 可能性が低い返事:「見に来ただけです」「最近調子が悪くて」

ただし、これも決めつけません。「見に来ただけ」の方が、話しているうちに「じゃあ今日にします」と変わることは普通にあります。可能性が低い方にも最後まで丁寧に接客して、次の来店につなげてください。

この章のポイント

  • 携帯スタッフは「家電販売員」でも「携帯だけ売る人」でもない。連携して通信の接点をつくる橋渡し役。
  • 朝は、あいさつ・売場確認・前日の御礼・当日確認の4つ。
  • 優先順位も購入意欲も「目安」。最後は会話の中で判断する。
今日からできる、たった1つ

明日の朝、前日にお世話になった家電社員様を1人思い出し、「昨日は◯◯の件、ありがとうございました」と名前を呼んで伝える。