現場定着と育成|伸びる人と伸びにくい人の分かれ道|家電量販店研修 第7章

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現場定着と育成|伸びる人と伸びにくい人の分かれ道|家電量販店研修 第7章

差がつくのは、
研修のあと。

GROW ON THE FLOOR.

周りを見て、自分から動く
名前は、3日以内に覚える

研修でできることと、現場でできることは違います。伸びる人と伸びにくい人の差は才能ではなく行動です。家電社員様との関係のつくり方、信頼されてきたサイン、ミスをしたときの対応、初日から1週間の目安を第7章にまとめます。

この章で伝えたいこと

研修でできることと、現場でできることは違います。売場に出てから伸びていくために、何を見て、どう動くのかをまとめます。

伸びるスタッフ/伸びにくいスタッフ

伸びるスタッフ ・自分の立ち位置が分かっている・やるべきことが言える・周りを見て自分から動く・教わったことを次の日にやる・同じ質問を何度もしない・社員様の手が空く時間を見ている 伸びにくいスタッフ ・いきなり「携帯どこですか」と聞く・指示を待っている・お客様を見ていない・教わったことをやらない・同じ質問を何度もする・社員様の忙しさを見ずに話しかける
才能の差ではない。どれも、明日から直せることばかり。

伸びにくいスタッフには、決まったパターンが2つあります。

① すぐ通信の話をする。家電の知識がないまま「携帯はどこの会社ですか?」と直球で聞いてしまう。第5章の最重要ルールをそのまま破っている形です。

② 周りを見ない。指示を待つ、自分から動かない、お客様を見ていない、教わったことをやらない、同じ質問を何度もする。

どちらも、才能ではなく行動の問題です。明日から直せます。

家電社員様との関係のつくり方

特別なことは要りません。あいさつと、仕事に関する質問の積み重ねです。

  • 朝のあいさつ
  • 通りすがりのあいさつ
  • 社員様の手が空いていそうなときに、商品について質問する
  • 休憩所などで会話する
社員様との会話は「報告+相談」でつくる ① 報告 「昨日これが売れました! ありがとうございます!」 ② 相談 「昨日こう聞かれてこう答えたん ですが、◯◯さんならどうします?」 成果を共有して、教えを乞う 社員様は頼られると嬉しい。こちらは家電の知識が増える。両方に得がある。
雑談を頑張らなくていい。仕事の話でつながるほうが早い。

おすすめは「報告+相談」の形です。売れた報告をして、そのうえで教えを乞う。社員様は頼られると嬉しいですし、こちらは家電の知識が増えます。

社員様の名前は、名札を見ながら初日にできるだけ覚えます。遅くとも3日以内を目標にしてください。

「すみません」と呼びかけるのと、「◯◯さん」と呼びかけるのとでは、返ってくる態度が変わります。覚えられないなら、休憩中に名札の名前を紙に書き出してください。

昨日はありがとうございました 名札を見て、3日以内に名前を覚える
「すみません」ではなく、名前で呼ぶ。それだけで変わる。

信頼されてきたサイン

信頼されてきたサイン 接客中に見に来なくなる→ 任せて大丈夫だと思われている「今日も頼むねー」と言われる→ 戦力として数えられている冗談を言われる→ 距離が縮まっている商品について相談される→ 知識を認められている ここまで来ると、まわしてもらえる接客の数が増えていく
雑談が増えたのではなく、任せられ始めたということ。

これは雑談が増えたということではありません。「任せても大丈夫」と思われている状態です。ここまで来ると、社員様のほうからお客様を引き合わせてくれるようになり、接客の数が増えていきます。

注意された・ミスをしたとき

信頼は、ミスの有無ではなくミスのあとの対応で決まります。

  • その場で:目を見て謝る。言い訳を先に立てない。
  • 翌朝:もう一度謝り、今後どうするかを短く伝える。

「昨日は◯◯の件、申し訳ありませんでした。今後は◯◯を確認してからご案内するようにします」

謝罪だけで終わらせず、次にどうするかまでセットで伝えます。翌朝にもう一度言えるかどうかで、その後の扱われ方が変わります。

現場での育成 ― 初日/3日目/1週間

現場での目安(人によってペースは違う前提で) 初日あいさつ/売場を覚える社員様の名前/周りを見る3日目自分から動く/基本の家電接客社員様に質問する1週間売場を見て動く/通信接続とSPIN着座とクロージング 初日から家電接客が完璧である必要はない。まず、あいさつと名前から。
できていないのではなく、まだその日ではないだけ。

初日から家電接客まで完璧である必要はありません。まず、あいさつができて、社員様の名前を覚えて、周りを見られること。3日目には自分から動き、1週間で通信の接続まで届けば十分です。あくまで目安なので、人によってペースが違う前提で見てください。

この章のポイント

  • 伸びる人=周りを見て自分から動き、教わったことを翌日にやる人。伸びにくい人=すぐ通信の話をする、指示を待つ。
  • 関係づくりは、あいさつ+仕事の質問。「報告+相談」の形が効く。名前は3日以内に覚える。
  • ミスは「その場で謝罪」「翌朝に謝罪+どうするか」。対応で信頼が決まる。
今日からできる、たった1つ

今日の帰り、家電社員様に1人だけ「昨日◯◯を聞かれてこう答えたんですが、◯◯さんならどう案内しますか?」と質問する。返ってきた答えを、その場でメモに書く。